デッサン初心者におすすめする参考書4冊
デッサン初心者におすすめする4冊の参考書を紹介します。どの本もデッサンをする際に読むとクオリティーアップに貢献すると思います。
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鉛筆画スペシャル 美のコレクション
出版社名:グラフィック社
出版年月:1997年10月「鉛筆画スペシャル」は洋画家・日本画家・デザイナー・イラストレーターなどの総勢36人が、一人二作品ずつ鉛筆を使って描いたモノクロの絵画を掲載しています。
作品は写実的なものから時間をかけずに描いたスケッチなどがあり、モチーフは静物、風景、人物など多岐に渡り、一人一人作家の個性が出ています。
鉛筆デッサンをする場合、描き出す前にパラパラと眺めることで、ただの練習としてのデッサンではなく、一つの作品を作るのだという意気込みにさせてくれます。
作品の一つずつに150字程の作家の説明が載っているのもうれしいです。 -
書籍ページ
スーパー鉛筆デッサン
基本のワザ徹底ガイドモノクロからカラー表現へ
出版社名:グラフィック社
出版年月:2004年12月グラフィック社の「スーパー鉛筆デッサン」シリーズの「できるできた基本のワザ徹底ガイド モノクロからカラー表現へ」は、最良のデッサン入門書だと思います。
とにかく掲載されている作品例が豊富です。
水やガラスやビニールなどの透明なモチーフ、手、石膏、人体、細密、スケッチ、そして最後タイトルにあるように着彩デッサンと平面構成が掲載されています。
作品のレベルもいいものからそうでもないものまであり、個々の読者の技量にあった作品が載っています。 -
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木炭で描く アトリエ 技法シリーズ
出版社名:アトリエ出版
出版年月:1983年8「アトリエ 技法シリーズ」の「木炭で描く」は、これから木炭デッサンを学ぶ人にとても役に立つ一冊です。
もともと木炭デッサンの技法書自体が少なく、そのほとんどが石膏を描いたものになっています。
その中でこの本は静物、風景、人物、もちろん石膏デッサンも載っていてモチーフがとても多彩です。
また、作品例は学生のもので、その作品に対して良いところ悪いところの講評がついているのでとても参考になります。
序盤には巨匠の木炭を使った習作が載っていて面白いです。 -
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鉛筆で描く カルチャーシリーズ
出版社名:グラフィック社
出版年月:1993年9月この「鉛筆で描く」の著者は、線描を重ねて物の形を出すスケッチのようなデッサンが特徴的で、その著者の作例によって構成されています。
この本では、透視図法やタッチと調子の関係など、デッサンをする上で知っていなくてはいけないことが、とてもわかりやすく説明されています。
特にスケッチや省略の仕方はとても興味深いです。
作例はどれも高いレベルですが、誰にとっても参考になる一冊だと思います。